tohokuaikiのチラシの裏

技術的ネタとか。

XOOPSCubeカンファレンス開催について思うこと

どーも、ユーザーが付いてこない感。

うちらは、XOOPSをよく知っているから分からなくなっているけど、ユーザーにとっては「自分のしたいことができればいい」のであって、それが達成できるならそのツールが世間でCMSと呼ばれてようが、Blogと呼ばれてようが「こまけぇことはいいんだよ」って感じ。


うちらは、XOOPSを使い続けてるし、開発者でもあるので正直「XOOPSでできないことはない」「あれしたかったら、XOOPSのそこをこうすればいい」とかすぐわかる。でも、それって一般的じゃないよね。ユーザーは「管理画面からこうすれば」できるものが良いものなんであって。


4年前に都内でXOOPSイベントがあった時は、120名ものユーザーが集まって大いに盛り上がった。あの頃、日本で「フリーのCMS」って言ったらXOOPSしかなかったし、BlogといえばMTだった。なんというか、できる機能についての盛りあがり感があった。


翻って、今は多くの海外製CMSが日本語化されているし、WordPressがその機能の多さからCMSとして使われる可能性も出てきた。いや、実はCMS使いたいと思ってたユーザーのほとんどが、「あぁ、ブログに+αの機能があったら自分のしたいことは達成できるジャン」と気がついた。WordPressって、まさにそのユーザーにヒットしたのかもしれない。


ここで、うちらに必要なのは
「てめぇが使い慣れているという理由以外に、何をもってXOOPSを薦められるか」っていう問いに明確に答えられるか?ってところだ。


それはある意味、XOOPSCubeというバージョン変更が「開発者は楽になったけど、ユーザーは直接的なメリットは無いよ」というこのフォークが持っている宿命だったのかもしれない。今はある意味、その踊り場にいると言えなくもないのだけど、踊り場から上はあるの?ってのがユーザーの心情なのかも。

開発者のモチベーション

もちろん、開発者は楽しんでるから、間接的にユーザーに還元されていくんじゃないかっていう期待はある。しかし、もしかして、開発者が開発者同士のタコ壺に入っているんじゃないかという恐怖感もある。


大きな問題が、XOOPSは素晴らしいバイタリティを持つモジュール開発者によってその輝きを放ち続けていたのに、モジュール作者のバイタリティが落ちているという事実。いや、それはGIJOEさんという偉大なModがそうなっているだけかもしれないが。


ここ1年のGIJOEさんのアクティビティは明らかに落ちている。色んな理由はあるだろうけど、やはり大きいのはXOOPSCubeの国際性の無さで、それを求めてGIJOEさんはXOOPS2/ImpressCMS/XOOPSCubeLegacyのいずれでも使えることというのを自分のモジュールに課し続けている。もちろん、他の理由もあろうが。


ところが、おそらくこのモチベーションを上げるための互換性保持がモチベーションを下げているのではないかという気がする。そりゃそうで、あっちが立てばこっちが立たずになるし、差分はますます増える。ちょっとした機能でもチェックを3パタンやらないとだめだし、それを思うとなかなか手が出ないのは想像に難くない。

ユーザーサイトの問題

海外へのXOOPSの門は実質 http://xoopscube.org/ のみだけど、このサイトをなんとかしないといかん。正直なところ、このサイト所持者onokazuさんはXOOPSCubeから心離れて、自プロジェクトPluggに行ってる。

同様に、どうしても http://xoopscube.jp/ は、ユーザーの獲得に必要なんだけど、このサイトが有効活用されていない。XUGJは、現在の日本のXOOPS活動における砦になっているとおもうが、どうしても「XOOPS」で検索するとxoopscube.jpに行ってしまうため、ロスが生じている。

これは、自分がXUGJばかり使ってxoopscube.jpを使わないそれはAlexaのデータからもわかる。「Reach」という「どれくらいのインターネットユーザーに広まっているか」という指標でみると、何故か波はあるけどxoopscube.jpはxugj.orgより常に上回っている。


ところが、ページビューで言うと、これがほとんど重なってしまう。

もっとも、1ユーザー当たりのページビューで言うと、

XUGJ xoopscube.jp
7 day avg 5.5 2.8
1 month 5 4.1
3 month 4.1 3.9

となって、ほとんど変わらないのだけど。

とまぁ、

なんか、自分自身も「てめぇが使い慣れているという理由以外に、何をもってXOOPSを薦められるか」という問いに煮え切らない答えしか持ってないわけで、それを今度のXOOPSCubeカンファレンスで突き止められたらいいかなと思ってます。


・・・何の文章だ?