tohokuaikiのチラシの裏

技術的ネタとか。

大阪府門真市のイモ掘り保育園の深層は相続対策なんじゃないか?とか

大阪の不思議な事件。事件っていうか、ニュースにしなければいいのにと思ったんだけど。

ニュースでもインタビューに答えていた理事が「かどま九条の会」の呼びかけ人とか、門真市鮮烈左翼な市議がこの件に非常に興味を持ってたりとかはどうでもいい。まぁ、そういうこともあるんだろうなーってか、そこは多分手段としての後付けで本質ではない。

はじまりは20年前の土地相続か?

上記の痛いニュース(ノ∀`)から

419 名前: ひよこ鑑定士(大阪府) :2008/10/16(木) 12:28:57.39 ID:67zcIkOJ
これは農地で相続して、相続税が減免か免除されてるんだよ
そして農地相続の減免の条件で相続後10年か20年農地を続けなきゃいかんのだが
強制執行されると、農地を売ったことになるので、元々の相続税に利息をつけて
払わなきゃならん事になる
だからせめて条件クリアか税金をなんとかしてくれって話


あぁ、問題は相続税だったのか。


なんか納得いった。相続税、とくに土地の相続って「先祖伝来の土地が〜」とかでどうしても感傷的になりがちだけど、そんなこと言ったら金持ちは永遠に金持ちであり続けるし、相続の資産はその人が稼いだわけじゃないからやっぱり半分以上はパブリックに返さないとダメだと思う。中には「相続税は100%で」なんて言ってる人もいるしな。さすがにそれは駄目だと思う。*1

農地相続の場合は、免除されることがある。

で、農地の相続の場合は色々と特典があるみたい。まー、農家は保護しないと誰もやらんし、土地(資産)だけはあって現金は無いからな。

農地相続については、下記のサイトが詳しい。
http://www10.ocn.ne.jp/~shonanfp/page029.html
要するに20年農業をやったら相続税を免除しますよっていうこと。


で、報道によると、

野菜畑は約20年前から園児用の菜園として利用。

となっている。

年すうがぴったりじゃないか。いや、1年足りなかったらしい。残念。

園児用の菜園が「農業利用」になるのかわからんけど、まぁ園児が世話をできるわけはないから、誰かがやってて、それは農業と言えば農業だろう。園児は種植えと収穫だけ体験してたってだけで。



なんか、色々な思惑とかまざっているが、これは確かに名案だと感じた。20年近くこの理事は「なんとか相続税を払わないでいいように」と頑張ってたわけで。ただ、その20年が経過しないうちに用地買収となってしまい、用地買収費用をもらってもその半額程度を相続税として納めなければならない状況になってしまったわけで。

たぶん、この理事は激烈左翼とかじゃなくって

確かに単独アフガン支援とかやってるけど、「かどま九条の会」も2006年7月15日結成ってあるから、用地買収の話が始まった後にやってるんだよね。理事が左翼を利用しようと思ったと考えても不自然ではない。

あの、違和感を覚える強烈な絵は、「相続税払いたくなくて20年」の思念に左翼が乗っかって産まれたものなんじゃないかな。


そういえば、ワタシも

祖父が稲作農家だった。(笑)

父は、田圃を貸してるから農業やってることになってるんだろうか?確かに、祖父が死んでここ20年以上だけど毎年2俵の米が上納される。もう実家には親夫婦しかいないから年2俵も消費できなくなってるみたいだけど。


あー、あともう少しでワタシもこの理事の心境なのかしら。*2

*1:相続で生きてた人はそれを守る能力しかない人も多いわけで、死ねって言ってるものだからな。

*2:ま、多分売りますが。