第2回「保険相談会」実施します | ライフネット生命保険社員ブログ
/ライフネット生命保険で相談会を行うということだったので行ってきました。
生保の相談会って
結構、色々やってて、特に「いろいろな生保の商品をまとめて取り扱います」みたいな会社のとかは、特定の保険会社に偏らない分いいのかもしれない。
で、応募して行ってみたら
自分を含めて4人しかいなかったのでびっくりした。(笑)*1
で、その4名の前で出口社長による生命保険自体のざっとした説明。この辺りは、最近ちょいと他社生保営業を受けたのと、当の出口さんの生命保険入門を読みかけだったんで半分くらいは知ってた。
へぇ。と思ったのは
- 死亡時保障は、その時の年収の3年分くらいあれば大丈夫。あとは残された側が何とかする。
- 医療保険は、高額療養費制度というのがあるのでとりあえず100万円もあれば大丈夫・・・なのでほぼ要らない。*2
- 売り方は、プッシュ型のではなくプル型。いわゆる営業員はいない。
前者はややもすると「僕が死んだら、家族は一生食うに困らない分の金額を」って思ってしまうんだけど、それってやっぱり人間としてダメになる可能性が高いよね。宝くじ当たった人が身を滅ぼすのと同じ理屈で。
後者は、高額療養費制度っていうのは知ってたけど「要らない」まで言うかー。気になるのは、1ヶ月くらいの入院じゃなくて1年とかのスパンの入院時の保障なんだけど。。。それは後で聞くか。という感じで。
というか、内容よりも社長自身がこんな4名のための相談会に土曜日に出てきてるっていうのにびっくりしたり。雰囲気のいい人です。
その後に個別の相談
相談といっても、ライフネットの商品について相談って感じではなくて(もちろん、ところどころには入ってくるし、それについて聞きたいこともあるのだけれども)生保全体に関する疑問などの相談。相談相手は、お客様担当じゃなくてマーケット担当。ということで、全く売らんかなの姿勢ではなく「生保を考えているヒトがどんな思考や疑問を持っているのか」というのを聞くのが目的。
とりあえず、びっくりしたことは
ライフネット生保は投資(投機?)活動をしないらしい。生保って、集めたお金でデリバティブをして設けているもんだと思ってたからこれはびっくり。
逆に言うと、この金融取引で儲ける分は、いわゆる解約返戻金や特約やボーナス払い*3に充てているのが生保の通例のようだ。だから、特約やボーナス金がある商品はやたらと高い。
だから、ライフネットの商品には解約返戻金や特約などは一切ない。
運用するのは生保か自分自身か?
ようするに、今までの生保は「保険」という部分の商品と抱き合わせで「金融商品」を売っていたということ。今までは、金融商品はそうそう個人で買えなかったりしたけど、今は簡単かつ低手数料で株取り引きも行えるし国債だって買える。そんな時代に生保に手数料を取られてまで運用を任せますかっていう。
実際には、面倒なので資産運用を自分でする人っていうのはそうそういないんだけど。だけど、別に抱き合わせで生保に任せることはないよな。少なくとも資産運用を誰に委任するかの選択権はあってもいいと思う。
生保は途中解約や契約変更するととにかく損
これは、その時は気付かずに後で気がついたんだけど。
保険の加入パターンとして、こんな形は結構意味がないと思ってる。
なぜかって、63歳の時に自分が死んだとして4000万も子供が独立している妻に必要だと思えないから。貯蓄がゼロってわけでもあるまいし。
じゃあっていうので、こういう形にもできますよっていうので提案された。
つまり、保障額は下の方向になら途中で変更できる。もちろん、その都度毎月払いこむお金もすくなるなる。
しかも、この契約変更にはさほど手間が掛からないらしく300円とかそこらの手数料で可能だということ。
これ聞いた時は「おぉ!!」って思った。
しかし、生命保険って若年時に入ると月々の金額が安くて年取ってから入ると高くなるっていうのがあって。で、若年時に入った保険は安いといってもそれは熟年時になった時のお金を先払いしているのであります。
わかりにくいのだけど、生命保険はこうやって買うこともできる。
つまり
- 33歳から10年分の保障額1000万保険(オレンジ)
- 33歳から20年分の保障額2000万保険(紫)
- 33歳から30年分の保障額1000万保険(水色)
の3口入ることになる。さっきのと保障額は同じなんだけど、払い込む金額が違う。
ここでライフネットのネット見積もりで試算してみる。
前者の場合
- 33歳〜43歳までは毎月8,122円で、11,934円*4×12ヵ月×10年=143万円
- 43歳〜53歳までは毎月6,154円で、9,013円*5×12ヵ月×10年=108万円
- 53歳〜63歳までは毎月3,171円で、3,171円*6×12ヵ月×10年=38万円
で、合計289万円
後者の場合
- 33歳〜63歳までの1000万円保険が、3,171円×12ヵ月×30年 = 114万円
- 33歳〜53歳までの2000万円保険が、4,186円×12ヵ月×20年 = 100万円
- 33歳〜43歳までの1000万円保険が、1,552円×12ヵ月×10年 = 18万円
で合計232万円
実際には、前者の見積もりはもう少し安くなると思う。
というのは、4000万円→3000万円に保障額を落としたからと言って、4000万円の保障額設定で30年分のお金を払ってた人が、3000万円の保障額設定で30年に見積もってた人と同じ条件になるとは思えないから。もう少し優遇されてもいい。
なんでこうなるかっていうと、生命保険は結局若いころの積み立てが年を取ってから効いていくる仕組みになっているから。・・・・と生命保険入門にあった。
ただ、前者の場合は柔軟な設計ができると思う。後者の場合はガチガチに見据えてしまった場合の設定なので、「じゃあ子供が予想外にできたらどうするの?」とかいうケースには「じゃあ、高くなるけど保険をもう一口たしましょう」とかいうことになる。*7
医療保険は、ビミョウ。
今、売れまくっている(らしい)医療保険だけど、高額療養費制度がある以上はかなり微妙というのは出口さんのお話の通り。
しかし、1年以上の入院の場合はどうなるか・・・・。これは確かにお金もかかるし、収入源も無くなるダブルパンチ。何より死なないのだから当然生保も入らない。
こういう時こそ、医療保険の出番だと思うのだけど、実際には60日を超える医療保険はほとんどない。あったとしても、ものすごい高額。月に5万円とか・・・。こんなの入ってられない。
「結局は、そのリスク(確率は低いけど、当たれば大きい)をどう捉えるかですね」
と言われた。そりゃ、損保ライクな話だよなぁという感じ。だから、生保で扱う医療保険は微妙。
こういう話をできたのはありがたい
ということで、結構疑問に思ってることをズバズバとしかも自社商品前提ではなく聞けたのはありがたかった。
今時点ではあまり疑問もなさ過ぎて、もう少しだけ勉強したら買うかっていう感じ。
おみやげ
出口さんの生命保険入門と、USBの携帯充電器をもらった。書籍の方は2冊目になっちゃったんで誰か上げますって感じ(苦笑)。
USB充電器は3口あって、いろんな機種に適応してる。
おー、すげーこれは自分みたいなパソコン業務者には便利かもーって思ったんだけど、自分の携帯は古すぎて口が合わなかった。残念。
いずれにせよ、長期スパンで考える
生命保険という商品の性質上、20年とか30年のスパンで考えざるを得ない。
それは、「そんな先の状況なんてわからないよ」と言ってマンション購入をしない自分にとってはえらく億劫で怖い話なんです。ただまぁ、お金なので不動産よりは流動性がある分マシかな。・・・・買わざるを得ない商品であることも確かだし。
・・・・・・・・たぶん、3口買う方法で購入すると思う。