tohokuaikiのチラシの裏

技術的ネタとか。

Web制作屋がつきつけられている日々の問題とその解決方法

なんとなく流れ

もともとの発端は、
複数のプログラミング言語の習得とプログラマへの評価 - minahitoの鯉日記
において、id:minahito_carp

「ゲーム業界では、複数のプログラミング言語を学ぶより、実際問題使える言語はC/C++なんだからそれより別の・・たとえば流体力学とか3体運動とかの物理的・数学的手法を学んだ方が実務に活かせる」

と言ったところ、

ポケットを空にして。(2008-12-29)

ゲーム業界と IT 業界だからというより「普通、仕事として割り切ってやってるだけ〜というのでなくて、普段から興味を持ってプログラムに接しましょうね。」というだけ話のような。

となり、それはもっともなんだけど、
突きつけられる問題 - minahitoの鯉日記
で、

そもそも、複数のプログラミング言語を学ぶのも数学・物理を学ぶのも何かの問題があってそれを解決するためなのだけど、自分はゲーム業界しか知らないから「(IT業界は)普段からどのような問題を解決しなければならない人たちなのか」

と疑問に思われたそう。

ちなみに、id:minahito_carpのは引用じゃなくて私の要約。

IT業界末端の零細Web制作屋が解決しないといけない問題は

自分的には、ゲーム業界の人が「数学・物理」を勉強しないと!っていうのと同じ方向性で、クライアントとの交渉や提案の仕方とか、見積もり・スケジューリングなんだけど、それってまぁ土建屋でも運送業でもどこでも一緒で。

じゃあ、Web制作的に(IT業界的に)っていうと実はあまり無いような気もする。毎日同じ仕事の繰り返しだし。フォームだってお問い合わせとニュース更新管理くらいしか使わんしね。

でも、劇的に変わっているものがあって、それは環境。狭義的なサーバの環境によって使えるのが生PHPだったりCGIだったりもするけど、広義的には「もうテーブルレイアウトなんてないよね、CSSだよね」「いまAjaxが流行ってるから、こういう処理は当然だよね」とか「RoRが流行ってるけど、どうなの?」とか「FlashでクライアントPCの中も覗きたいよね」みたいな。そこにおいて「知りません」とか言えんし*1

こうなると、単純に「流行に乗り遅れないために、流行を勉強する」って感じで、金融バブルみたいであまり本質的ではない気がするんだけど、そうしないと落ちるからしょうがない(そんな感じもバブルと同じ)。

あれ?おまえの言ってることって・・・・もしかして、ごっちゃになってない?

前述のを見ると、「あれ?別に、ほかのプログラミング言語必要無くねぇ?」って感じ。

いや、多分、現状のWeb制作において、

程度はできていないと話にならないけど、たとえばPHPPerlでもRubyでもJavaでもよいわけで。自分的に最大公約数がPHPなだけで、最大公約数がRubyならRuby使うまでで。

私にとって、ほかのプログラミング言語=他のレイヤーでのことが実現できる言語という感じ。PHPでどうしても遅ければ、C使うし、Hadoop使わないとー!っていう状況になったらJavaを必死でやるでしょうね。*2

そういう意味で、上記の4つの言語がWeb制作者として当然使えるって言っても、それは当然すぎるような気がします。。。だって、Web制作ってサーバからブラウザまでのアレをソレしてなんぼですし、だいたい2〜3人でしか作業しないからね。「おいらはCSSの専門家ー」とか言っても使えない訳で。

ということで、

私は、PHPがそこそこできるので、次にRubyやるよりかはC#。でも、AdobeAIRが出たのでC#のプライオリティが下がりました。

余談

ちなみに、Flashをやってるデザイナの相方は「もー、最近はFlashプログラムがどうこうより、どんな式を使えばどういう動きができるかの方が知りたい」みたいに言ってたことを思い出した。これも、結局ブラウザ上にデフォルトで組み込まれているプラグインFlashでしかない以上、id:minahito_carpと同じ境遇になっているものと思われる。

*1:まぁ人柄で乗り切るんもありかと思うけど

*2:おいらがHadoop使うとかなさそうだけど;;